ロシアの結婚風習は、日本とは異なる内容がたくさんあります。何世紀にも渡り続くロシアの風習は結婚に関することも多く、何も知らずに戸惑ってしまう人も多いかもしれません。
国際結婚は自分の国だけでなく、相手国の文化や歴史も受け入れるのがとても大切。夫婦として共に暮らすためには、育った環境の違いや文化の違いは、できるだけ理解することが円満のコツだといえるでしょう。
ロシアはとても広い国で、知っているようで知らないことが色々とあります。そこでロシア人との国際結婚を考える人に知ってほしい、結婚の風習についてご説明しましょう。
目次
ロシアの興味深い結婚風習について
世界には伝統や歴史を守る、大切な結婚風習があります。ロシアにも日本ではやらない珍しい結婚風習がありますので、早速詳しく見ていきましょう。
パンと塩のおもてなし
ロシアの伝統でお客様を迎える時に、丸い形をしたパンに塩を添えてお迎えする風習があります。
パンと塩を使うのは結婚式でも行われ、新郎新婦は結婚式場の入り口で、家族が事前に準備にしたパンに塩をつけて食べます。
丸いパンには、丸く真ん中に穴が開けられ空洞の状態。その穴に、カップに入れた塩をセットしておきます。
この伝統は塩をたっぷりとつけて、しょっぱくしたパンを食べることで、人生最後の辛味になるのを願うもの。
そして新婦を、新しく家族として迎える意味があります。このパンをたくさん食べたほうが家の主になるという言い伝えも、一部の地域にはあるようです。
またパンを食べる儀式は、お互いの結婚に対する真剣度を象徴するもの。大きなパンを何回かに分けて食べるのは、夫婦として初めてのプロジェクトになるのかもしれません。
グラスを割る
日本では考えられないロシア人の結婚の風習のひとつが、グラス割りです。日本では「割れる」「壊れる」ということは縁起が悪いとされ、結婚式でわざとグラスを割るようなケースはありません。
ロシアの結婚風習では、あらかじめ紐で結ばれたグラスでシャンパンを飲み、飲み干した後に二人がグラスを壁や床に叩きつけて割ります。
場合によっては、シャンパンのボトル自体を割ることもあるようです。この風習はグラスや瓶などが割れて粉々になり、その破片が多いほど幸せになるためだと信じられています。
静かな日本の結婚式を想像すると、グラスの割れる音が響く様子は、日本人にはイメージできない瞬間ですね。
嫁さらいの風習
現代では簡略化されている結婚式が増えているようですが、伝統的なロシアの結婚の風習である「嫁さらい」は、友人や近所の人が新婦をさらって隠してしまう儀式です。
この儀式では、新郎がいなくなった花嫁を探して見つけ出した時に、お酒やお金を払って買い戻すという風習。
この意味は新婦の両親が、新郎がどれほど娘を大切に考えているのか、結婚相手としてふさわしいかどうか見極める意味があるといわれています。
いきなり新婦がいなくなるのは風習とはいえ、新郎はちゃんと見つけ出すまで緊張してしまうでしょう。
靴盗み
嫁さらいに似たロシアの結婚風習の靴盗みは、結婚披露宴の最後に行われます。新婦の友達が新婦の靴を盗み、取られた靴を取り返すために新郎が探し回るという儀式。
取り返すためにお金を払わなければならないので、要求金額を集めるために結婚式の出席者が新郎にお金を渡します。このお金は日本でいうご祝儀になり、このチャンスに新郎新婦に渡すことになります。
ゴーリコ!
ロシアの結婚の風習には「ゴーリコ」と呼ばれるものがあります。招待客たちが「お酒が美味しくない」という意味を込めて「ゴーリコ(苦いぞ)!」と叫んだら、新郎と新婦がその叫び声が続く間、ずっと長いキスをしなければならない儀式。
その間何分くらいキスをしているか、出席している人たちが数えます。長くキスをするカップルのほうが、幸せな結婚生活を送れるという意味があります。
ロシアの結婚式事情について
日本の結婚式は、数百万円ほどかかる費用相場。最近は個性的な結婚式スタイルが増え、レストランを貸し切って行ったり、海外で二人だけの挙式を挙げたりします。ではロシアにはどのような特徴があるのか、結婚式事情を見ていきましょう。
結婚式の費用について
ロシアの結婚は色々な風習があり、お金がかかる場合もあるでしょう。もし国際結婚をしてロシアで式を挙げる場合、気になるのが費用です。
物価の違いはありますが、ロシアでは招待客100人ほどの場合で、費用相場は65万円前後。料理のグレードをアップしたり、招待客の数が増えたりすれば、そのぶん費用も高額になります。
結婚式の費用には、新郎新婦の車代も含まれることが多いので、日本の結婚式費用と比較すると安いといえますね。
引き出物について
日本のような引き出物の習慣は、ロシアにはありません。その代わり結婚式に来てくれた人には、豪華な食事を用意するのが特徴です。
ロシアの伝統的な料理をはじめ、パーティー用のオードブルやローストポーク、魚の塩漬けや果物、サラダなど。
場合によっては、生バンドの演奏が入ることもあります。披露宴会場になるのはレストランなどの飲食店が多く、招待客の人数に合わせて選ばれています。
豪華な料理でもてなすために、あえて引き出物は用意しないのがロシア流の結婚式ですね。
ご祝儀について
日本の結婚式では、ご祝儀は絶対に忘れられないものですが、ロシアの結婚式ではご祝儀について額の決まりはありません。
日本だと友人にはいくら、家族ならいくらと相手との関係により、親しくなるほどご祝儀の金額が高くなります。
ロシアはその点自由なので、余裕がある人はたくさんご祝儀をあげればよいということなのでしょう。
また日本とは違って決められたご祝儀袋がなく、自分の名前を記入する必要がありませんので、新郎新婦が誰からいくらもらったか把握できないようになっています。
あくまでも自分でできるだけのお祝いをすればよいというのは、招待客にとってプレッシャーが減りますね。
結婚式の規模について
結婚式は、人生に一度の大イベント。全ての知り合いを招待したいところですが、ロシアでも結婚式の招待客は慎重に選ばれているようです。
家族や親戚、友人がメイン。日本のようなお付き合いで呼ぶ人たちや、会社の上司などを招待する習慣はありません。
人数は100人~150人ほど。厳かに行われる日本の結婚式とは違い、楽しく和やかな雰囲気があります。
国際結婚でもできるだけ風習は大切にしよう
ロシア人と結婚した場合は、風習についてどの程度大切にするか、二人で話し合うことが必要です。
よい思い出にするためには、自分が育った国の文化や儀式などは、できるだけ取り入れたいですよね。
もし日本で結婚式を挙げる場合は、披露宴でロシアの風習をプラスして、塩とパンの儀式や靴盗みを行うのも楽しいでしょう。または日本とロシアの両方で、結婚式や披露宴を行うことも可能です。
ロシアは日本よりも費用が安くできるので、ロシアで豪華な式を挙げて日本では親しい人だけを招待するなど、費用面でもバランスを取ると安心かもしれません。
結婚式は、花嫁が主役。素敵な人生のスタートになる結婚式は、お互いの風習を上手くコラボさせるのが大切です。
まとめ
ロシアの結婚風習は、興味深い儀式が色々とあります。日本の挙式でも取り入れることが可能な風習もありますので、国際色豊かな結婚式になるでしょう。
またロシア女性と結婚したい人は、国際結婚相談所でロシアの結婚風習などもアドバイスしてもらい、婚活に役立ててくださいね。
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